不可能を可能にする挑戦

製造部長

宮本 卓

2001年4月
入社 春日店 勤務
2003年2月
浜松三方原店 店長
2006年8月
コミサリー マネージャー
2006年12月
コミサリー チーフマネージャー
2008年6月
製造部 部長
2012年3月
取締役製造部部長

Q 入社動機は?

会社案内を見て、なんとなく面接に来たのがきっかけです。
ブロンコビリーがこんな会社で、こんなレストランでというのは、あまり知らずに入社したのが実際ですね。

Q その中でも決め手になったのは?

会社案内を初めて見たときに、自分が入社したときは店長の育成プログラムというものがあったのですが、20ヶ月で店長になれますっていうフレーズが載っていて、さらに綺麗でカッコイイお店の写真が写っていたので、ちょっとこう、格好いいなと、それがきっかけですね。

Q 入社前と後での会社に対する印象は?

2001年に入社したのですが、実はその年がブロンコビリー最大の危機の年で、BSEが発生した年でした。入社したその年の9月にBSEの報告があり、日本の牛肉のマーケットがガタガタってなってる時期だったのでが、変な言い方ですけど、ブロンコビリーにあまり大きな期待を抱いてというわけではなくて、店長かっこいいなとか、会社案内を見て素敵だなというだけの動機で入社しているので、あまり思い描いていた時とのギャップというものは感じなかったですね。

Q 仕事の内容を教えてください

今の製造部の仕事としては、お店からの注文を受け、ステーキやハンバーグ、ソース、惣菜、ケーキ、アイス等を自社工場で作り、それをお店へ届けるというのが一番ベースの仕事内容ですね。
それに付随する、例えばステーキだったら原料肉、ソースや惣菜だったら野菜についても単独で製造部として仕入れをしていますので、そういった購買の仕事もしております。
その他、新しい商品の開発や、いつもと違う部位を使ってみるとか、今までのメニューにはない、色々な産地の牛肉や食肉のサンプルを集めて、どんな原料にどんな価値があるのかを調べたり、もちろん新メニューがベースではあるのですが、そういった仕事が半分ぐらいですね。
あとは、素材の味や食感を実際に焼いて食べてみて、こんな食材があるというのを五感で味わってインプットするというのも、大事な仕事で、そういう試作やサンプル、色々な国の食材を集めたりというのも自分の仕事になりますね。

Q ブロンコビリーでも重要な役割?

お店のメニューでいうとメイン食材は基本的には全部自社工場で作っていますので、工場で付加価値が上げられて良いものが作られれば、お客様に対しても表現に結びつくのですが、逆に工場で品質の落ちるものを提供しても、お店としてはそれを断れないのですよ。
だから、ある意味工場はブロンコビリーの心臓部というか、ここで結構な価値作りが決まってしまうので、すごく大事な部署だと思っております。

Q 責任が重い分、成功した時の喜びは大きい?

うまくいくことの方が少ないので、今日も何十品も行うのですけど、実際今日実は何も決まっていないのですよ。
あれだけ多くテイスティングして、それぞれの方向は見えてくるのですが、じゃあもう今日のレシピで行こうとか、今日やった内容もこれで決定ということも基本的にはないので、社長もいい意味で厳しく、中途半端なところで妥協はされないものですから、うまくいくことが100品作って1品とか、1000回試作して1回とか、たぶんそのレベルですね。
ですが、これがうまくいって、大々的に新メニューとしてお店で販売していきましょうとなると、それはそれでやはり心配なんですよ。
自分たちが開発して、企画したものが、しっかり工場に落とせているか、工場もほとんどのスタッフがパートナーさんで、全員にしっかり作り方が浸透しているかというのも心配になりますし、会長や社長やみなさんと一緒にテイスティングしたものが、しっかりとお店で自分たちが思っていたように、お客さまの口に届いているかどうかというのが、不安にはなるので、嬉しいこともたくさんあるのですがやはり心配というか不安の方が大きいですね、今は。

Q キャリアアップにつながるような会社のシステムはありますか?

店長は、人材の教育担当がいて、採用がいて、ある程度ステップが決まっているのですね。
まず、この時期にこんなことを覚えましょう、そういうキャリアアップはある程度決まっているのですが、工場では、ステップアップの事例がないのですよね。ちょうど厚木に二つ目の工場ができたので、ようやく競争相手ができたのですが。
これはブロンコビリーの良い社風だと思うのですが、学びたい意欲がある人にはいくらでもチャンスをくれるんですよ。食肉の研修を見に行きたいですというと、ぜひ行って来いと、こんな本を買って勉強したいですというと、いいよ買え買えと。逆に学ぶ意志があんまりないと、日々の仕事に流されてしまう事があるので、私は食肉に興味があったので、工場に異動してきてから、前任である今の社長に色々学ばせていただきました。特殊な業種なんですよね食肉って。世の中に情報がオープンになっていない業界でもあるので、やはりそこは自分で学ぶ意志を持って、本を買って読んだり、研修やセミナーへ行ってみたり、取引先の方と色々な情報交換をしながら、少ない技術と少ない知識を少しずつ貯めているというのが現状だと思います。

Q ブロンコビリーの社風は?

もともと店長をしておりましたが、途中から製造部に異動になった事もあり、自分から学びたいという意欲があり、自分で勉強したいと思うことに関しては、すごくバックアップをしていただいています。牛肉の業界は特殊な世界というか、やはり勉強しないと通用しない世界なので、まだまだこれからも勉強の余地があると思いますし、会社の色々なサポートをいただきながら自分なりに学びたいことをたくさん学ばせていただいているという意味で自分にとっては非常に良い会社だと思っております。

Q ブロンコビリーのアピールポイントは

自分の役職柄、他社の方との接点も多くあるのですが、普通は会長や社長というのは雲の上の方なんですね、それこそ年に1回顔を見るか見ないかというのが一般的なのでしょうけど、ブロンコビリーの会長・社長をはじめ、皆さん非常に現場や工場にもよく顔を出していただいて、提案したいことがあっても、普通は根回しみたいなものが必要なのかもしれないのですが、ブロンコビリーの場合は会長・社長が非常に近くに寄ってきていただいているものですから、自分達の意見がとても言いやすい環境ですね。

Q 会社はアットホームな感じ?

ビシッと縦割りの組織という感じではないので、製造部の場合は隣が商品部なのですが、商品部の方に相談させて頂いたり、検品会の時は立ち会いをお願いする事もありますし、そういう意味では非常に風通しが良いと思います。お店からも「お客さまから喜んでもらったよ」という電話がかかってくることもありますし、逆にお客さまから不満をいただいたという情報も工場の方へ直接いただけるので、自分たちもすぐにお店へ向かい原因を追究するというのが頻繁にできている会社だと思います。

Q 仕事をしている上でやりがいを感じる時は?

自部門の数字が良くなった時と、全社の数字が良くなった時にやりがいというか、ホッとするというかそういうのがありますね。

Q 今後の目標・課題は?

今、製造部で仕事をしておりますが、元々ブロンコビリーの自社工場は創業者の竹市会長が作られ、竹市社長が幅を広げていかれたのですね。今まで使えていなかったものを工場で使えるようにガラッとコスト構造を変えたのが竹市社長なんですね。
結局今は、会長・社長が作られた工場・仕組みの上にまだ乗っかっているだけなのでそのレベルを落とさないようにするのはもちろん最低限なのですが、今後の自分の課題としては、会長・社長が作ってきたものの延長にいるだけではなく、自分で全社の数字をガラッと変えられるような、それが商品であったり、製造の加工だったり、プロセスだったり、今までの延長でないもので、「ブロンコビリーの宮本が作ったんだ」という歴史に名前を刻むような、そういう仕事をしたいです。これから店舗数も増えて行きますので、もちろんそのペースに合わせて、上手に製造していくことも大事なのですが、お店の全社の成長以上に、製造部で躍進するような何かを成し遂げないと、自分の存在価値はないかなと思っていますので、近い将来、製造部発信で驚くようなお客さんが喜ぶ商品をお披露目したいと思います。

Q 会社のバックアップ体制はどんなものがある?

アメリカで研修をしていただいたことですね。
自分が店長の時に、1、2回連れて行っていただき、今製造部に来てからもアメリカ研修だけでなくて、オーストラリアやニュージーランド、色々な牛肉の原産地に、視察に連れて行っていただく機会があります。
生産の流通を知るっていうのはやはりものすごい勉強になりますね。