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カテゴリー:スペシャルトピック
炭火のプロが教える「バーベキュー火起こし術」
アウトドアのシーズンがやってきました。 今回は、ブロンコビリーのお店から離れて、キャンプやバーベキューなどアウトドアのシーンで使える「カンタン炭火の火起こしの術」をご紹介します。バーベキューの火起こしに苦戦した経験はみなさんあるのではないでしょうか。炭焼きステーキのブロンコビリーの炭火を扱うプロが教えるとってもカンタンな火起こし術をご紹介します。
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なぜ炭火のプロだといえるのか。
炭起こし術の前に、なぜブロンコビリーの従業員は「炭火を扱うことが上手いのか」についてご説明します。ブロンコビリーは炭焼きステーキ、ハンバーグの専門店です。ブロンコビリー全店のオープンキッチンには炭台があります。
この炭台で毎日ステーキや炭焼きハンバーグを焼き上げるわけですが、実はこの炭台、炭火の着火後は、手元のつまみで火力調節をするのではなく、台の高さや炭の量、お肉の配置場所で調理時の火加減をコントロールしているのです。炭火の特性を詳しく理解できていないとブロンコビリーの焼き場担当にはなれないのです。
バーベキュー場でのエピソード
毎日、炭火を扱いますのでバーベキュー時の炭の火起こしの際にも手際の良さが違います。
こんなエピソードがあります。自社の親睦会をバーベキュー場で行った時の実話なのですが、10卓ぐらいの炭台に黙々とスピーディーに着火をさせていたところ、一般のお客さんから「すいませんこっちのテーブルにも着火をお願いします!」と、そのバーベキュー場の従業員だと勘違いされてしまうレベルの手際の良さです。
では実際にやってみましょう!
用意するものはこちら
・アウトドア用の炭台
・木炭
・新聞紙(または着火材)
・炭バサミ
・ライター
・軍手
・うちわ
※ブロンコビリーでは、備長炭とオガ炭の二種類を使いますが、今回はホームセンターで売っている一般的なバーベキュー用の炭で行います。
新聞紙と炭を並べる際に重要な2つのポイント
はじめに新聞紙をねじって井桁に組みます。新聞紙は固めにねじったほうが燃焼時間が長いのでしっかりとねじるのがコツです。
※着火剤を使用する場合も同様に、中心部分に固めて配置します。
次に炭を配置します。
まず新聞紙の上や隙間に小さめの炭を置きます。
【ポイント1】いきなり大きい炭に火はつかないので、小さい炭を有効に配置
大きな炭にはなかなか火がつきにくいため、新聞紙→小さな炭→大きな炭という順番で徐々に火がついていくことを意識しながら炭を組みましょう。
続いて、新聞紙のまわりに大きめの炭を立てかけていきます。
【ポイント2】燃焼の3要素を意識し、高く炭を組む。
火が燃えるのに必要な要素は小学校の時に習った「燃焼の3要素」。木材や紙といった可燃物、火花や静電気などの点火源、そして酸素という3つの要素です。
この酸素がとても重要で「空気の通り道」と「上に向かって燃える火の特性」を考えながら高く炭を組み上げます。このポイント2つをしっかりおさえていれば、すでに火はついたようなものです。
では、実際に新聞紙に火をつけてみます。
いろいろな方向から新聞紙に着火をします。
まず新聞紙の周りの小さい炭に火がつきはじめます。
※火がつかないようであれば、うちわで少しだけ扇いで中に空気を送ってみてください。
炎が出はじめても、まだ炭を崩してはいけません。
しばらくすると、炎が中から出始めます。少し大きめの炭にも火がつき始めました。ただ、大きな炭には黒い部分が目立っています。まだこの状態は着火の途中です。この状態のまま15分〜20分ほど触りません。
炭全体に白い部分ができてきたら、着火ができたという合図です。
組み上げた炭を平らに崩し、広げて使いましょう。
もう炎が出ていませんが、実はこの状態のほうが火力は安定しており、強い熱と遠赤外線効果で食材を美味しく調理することができます。
さあ、お好きな食材をどんどん焼いてバーベキューを楽しみましょう!
その他注意点
・火気厳禁の場所でのバーベキューは絶対にダメです。キャンプ場でも直火がNGな場所では必ず専用の炭台を使うようにしましょう。
・バーベキューが終わったらしっかり火を消すこと。炭は完全に燃焼してしまうまで使い切ることが理想ですが、片付けに時間が足りない場合は、水を張ったバケツに燃えてる炭をひとつずつ入れて完全に消火しましょう。
※「火消しつぼ」を用意して消火すると次回にも無駄なく炭を使えるのでとてもオススメです。
もし雨が降ってしまったらどうすればいいか。
せっかくのバーベキューの予定の日に雨が降ってしまい、どうしても炭焼きのステーキが食べたくて我慢ができないなんてことがあるかもしれません。そんな時はブロンコビリーで炭焼きステーキを食べましょう。
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