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カテゴリー:お肉の物語

「牛肉の歴史」を知って肉を語ろう

私たちがいつもあたりまえに食べることのできる牛肉ですが、現在に至るまでにとても長い歴史を経て、世界中のさまざまな国で、その国ならではのさまざまな調理法で楽しまれるようになりました。 今回は、そんな牛肉の歴史や調理法についてまとめてみました。牛肉の歴史を紐解くことで、奥の深い牛肉の世界を覗いていただければと思います。

牛肉はいつ頃から食べられていたのか

紀元前2万年前に描かれたというフランスのラスコーの壁画には、オーロックスという牛の祖先の狩りの様子が描かれており、すでにその頃から人類は牛肉を食べていたということがわかります。

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そして紀元前8,000年頃には牛が家畜化されていた痕跡もあるそうです。このように、有史以前からすでに家畜がはじまっているなど、牛は古くから人類の歴史に登場しています。

 

 

牛肉の調理法の歴史

先史時代から直火であぶった牛肉は食べられており、もっとも古くから現代まで続く調理法だといえます。8世紀のヨーロッパではすでに牛肉をローストやシチューにして食べていたそうです。
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14世紀には料理書に牛肉料理のレシピが数多く見られるようになります。
ステーキを調理するときの火加減についての詳しい研究が始まったのは19世紀に入ってからで、温度や調理時間について料理書にくわしく書かれるようになったそうです。「レア、ミディアム、ウェルダン」という焼きわけが一般的になったのはこの頃からといわれています。

 

 

ハンバーグの起源

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タルタルステーキ(牛肉または馬肉を粗いみじん切りにし、オリーブオイル、塩、コショウなどで味付けした生肉の料理)を焼いて食べる料理が18世紀頃、ドイツのハンブルグ地方で流行したのが現在のハンバーグの起源だといわれています。

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日本と牛肉の歴史

弥生時代に、朝鮮よりやってきた渡来人が牛肉を食べる文化を日本に伝えたといわれています。飛鳥時代以降、農耕や宗教などの理由から日本ではたびたび「肉食禁止令」が出され、肉食の禁止をしていたという記録があります。江戸時代には高価な滋養の「薬」として牛肉を食べる文化があったそうです。

 

 

一般的に食べられるようになったのは明治時代

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本格的に牛肉が食べられ始めたのは明治の文明開化以降で、薄切りにした牛肉を甘辛いタレで煮込む「牛鍋(すきやき)」が流行し、多くの人がこの牛鍋によって牛肉のおいしさを知ったといわれています。

 

 

日本でステーキが食べられたのは

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アメリカンスタイルのステーキが日本に普及したのは、第二次世界大戦が終わってからのことだそうです。当時、アメリカの占領下に置かれていた沖縄でステーキを食べる風習が広がり、本州へも広がりました。

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広がる肉文化

日本の肉文化は大きな発展を遂げ、さまざまなお肉の楽しみ方が広がっています。

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専用の保管庫に何十日もねかせて美味しくする熟成肉の専門店や、カウンターの寿司屋のようなスタイルで部位ごとに1枚ずつ注文できる焼肉屋さんの登場など、近年は特に「肉ブーム」といわれるほど日本でも肉文化が広がりをみせています。

 

 

最高のご馳走を目指して

ブロンコビリーでは、1978年の創業以来、ご馳走というイメージのあるステーキやハンバーグをご家族でおいしく食べていただけるように、常に最高のおいしさを目指し、提供し続けてきました。

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牛肉の長い歴史があるからこそ、ブロンコビリーのステーキとハンバーグも存在するのだと、あらためて実感することができました。

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参考:
ローナ・ピアッティ=ファーネル「牛肉の歴史」
実業之日本社・編「知っておいしい肉事典」

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